OneWeb
もう一か月くらい前の話ですがOneWebが破産(Chapter11)を申請しましたね。
少しその話題について備忘録を。
コロナで米国の裁判所が機能停止をしているということで再建計画は明らかになっていません。
OneWebとは
低軌道衛星のコンステレーションを用いて世界中へのインターネット提供をミッションとしています。
「Internet access everywhere, for everyone」というフレーズを掲げていて中々、夢のある会社だったんですがね。
日本からはソフトバンクが出資していたことでも話題になっていました。
世界のインターネット普及率はおよそ50%(人口比)ということで地球にはまだまだネットビジネスの拡大余地がある、という訳です。
OneWebの日本での取り組み
日本には3つの通信キャリアがあります。
皆さんご存じのNTT、ソフトバンク、KDDIです。
衛星通信会社との関係性で言うと、ソフトバンク⇔OneWeb KDDI⇔SpaceX
といった構図です。楽天も最近、衛星事業者に出資したとニュースになっていたのは記憶に新しいです。
そんな競合と比べて取り残されている感のあるNTTはどうするのだろう?参画しないのか?それともスカパーJSATと何か取り組みを始めるのか?と色々思っていたのですが、OneWebの債権者リストを見てみるとNTTコミュニケーションズがばっちり記載されていました。
債権額的には2000万位のようですが取引があったという事実が重要です。
※日本企業からは唯一のリスト入り
NTTから見れば2000万円くらいの損失は大したことないはずです、
この失敗体験で宇宙への関りが止まらなければいいのですが。
OneWebの今後
Amazonが買い取るのでは?という報道が出ていますね。
これAmazoといえばロケット打ち上げのBlue Orgin のイメージですが兼ねてから衛星通信にも参入したいと明言していました。ベゾスから見ればカモネギ状態なんでしょうね。
ちなみにOneWebはChapter11入りしたとは言え、しっかりとFCCの認可が下りているので周波数帯の割り当てがされています。
衛星通信事業に参入するためには莫大な資金はもちろんですが周波数帯を抑えるのに大きなハードルがあります。
OneWebの周波数帯に100憶円は値が付くなんてはなしもあり、今後益々目が離せません。
以上、ざっくり自分用のメモ書きなんですが如何せん見にくいですね。
どうにかならないものかなぁと。